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miemiとミーミとmiemiの部屋

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本当の意味での悩み

あたしは「うつ」と診断され入院してから今に至るまで仕事をしていない。今では少しのんきにやっているがそうなり始めたのはつい最近のことだ。それまでは周囲の目や親に迷惑をかけている「仕事をしなければ」と焦っていた。焦っても焦っても空回りするだけ・・・その度自分を責めた。そうすれば調子にもムラが出てくる。普通に生活している人から見れば「甘えてるにすぎない」と言われても仕方ない。「要は気の持ちよう」・・・しかし現実的には難しい。体力が断然落ちている。気力だけでは仕事を始めても続かない。そうなればまた「仕事ができない」と落ち込む。以前のあの地獄の生活には戻りたくない。仕事の事については先生にも相談しているが先生は「まだ仕事はできる状態じゃない、体力的にもね。」と言われた。「それでも仕事したいんですけど」と相談した事がある。その時に「もし仕事を始めて体力がついていかずその結果続けられなくなったら君はまた自信を失い、調子が悪くなる事は君がよくわかっているはずだ」と。確かにそうだ。先生の言っていることに間違いはない。

今、こうやって少し心に余裕を持てるようになったのは周りの友達や親のおかげだ。親しい友達はあたしの病気については触れない。病気と診断される前と変わりなく接してくれる。だから表面だけの励ましとかもない。でもそれはあたしにとってありがたいことだ。逆に変に同情されるほうがよっぽど辛いしプレッシャーにもなる。
あたしは自分が「うつ」であることを人には隠さない。隠したとしても夏になれば腕の傷がしゃしゃり出てくる。傷跡は薄くなってきたとはいえ明らかに故意の傷であることは誰が見ても一目瞭然。でもその傷も隠そうとは思わない。なぜなら自分でやった事だから。かっこよく言えば「自分への戒め」
隠して親しくなっても相手に迷惑をかける。傷を見てその傷がなんなのかあえて聞いてくる人ももちろんいない。だからあたしはすぐに「自分で傷をつけた」と自ら言う。たとえそれで敬遠されても仕方ないと思っている。でもそれは相手に気を使っているといってもただ自分が同情されたくないから。

「別に焦る事はない、時がくれば自然に働けるようになる。今は焦らない事を考えなさい。」とある人に言われた。「焦っても仕方がない」その時素直にその言葉を受け入れることができた。その瞬間心に少し余裕が持てた気がした。

スロットだけではもちろんのこと生活なんてできない。そんなのもってのほか・・・もちろん実家。親のスネをかじっている。「やはり甘えている」と言われればそれまでです。


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